司法書士紹介 / 事務所情報
プロフィール

大石人士(おおいし ひとし)
昭和47年3月26日生まれ
北海道札幌市出身
立命館大学法学部卒業
大阪司法書士会2897号
認定番号312264号
平成15年11月司法書士試験合格
平成16年9月簡裁訴訟代理等関係業務考査合格
平成16年11月京都府亀岡市で開業
平成17年7月大阪市に事務所移転
平成20年1月現在地に事務所移転
現在に至る
私がこの仕事をする理由
大阪市阿倍野区で司法書士をしております。
「債務整理をして明るい生活を取り戻しましょう!」という宣伝文句を読むたび、見るたびに、「あんたらは報酬もらったら終わりかも知らんけど、債務整理後の生活も大変な事があるのに、気楽なこと言いやがって」と思ってしまいます。
物心ついた時からお金の事で暗い気持ちになることが多かったような気がします。
父は仕立屋でしたが、商売が思うように行かず自分の兄達からお金を借りる事が多かったです。総額でいくらほど借りたのかは分かりません。末っ子で、いつも誰かに助けてもらって暮らしてきたのでしょう、「最後は誰かが何とかしてくれる」と思っているような所がありました。
借金の工面をしている父を見て、複雑な気持ちになったのを覚えています。生まれて初めて「惨め」と思った瞬間だったかもしれません。
商売はうまく行かず酒に溺れる父に母は愛想を尽かし、私達親子は京都の母の実家で生活することとなりました。
母は女手一つで一生懸命働いてくれました。裕福ではなかったものの、ご飯は食べられましたし、精神的には落ち着いた日々だったと思います。
京都に出てきて8年目の初夏、父が亡くなりました。父は借金を残していました。相続人である私と妹に督促の手紙が来ました。ただうろたえるばかりでした。結局、相続放棄をすることで、父の借金からは逃れることができました。
私の母も多重債務に陥っていました。住宅ローンの他に、クレジットや銀行からの借金がありました。
「今までなんとか頑張ってきたけど、もうあかんわ、ごめん」と泣き震えながら打ち明けました。
私や妹に迷惑を掛けたくないとの思いから、母もまた、借りて返すの繰り返しの結果行き詰ったのでした。理由は商売上の借金や他人の借金肩代わりでした。
重たい気持ちになりました。「この先どうなってしまうのだろう」と。
当時、私は司法書士の試験には合格していたものの、まだ登録をしておらず、大阪の事務所で補助者をしていました。「司法書士に借金問題なんて関係ない」と思っていました。それまでの新人研修でも、多重債務問題の話は聞いてはいたのですが、熱心に受講していた訳ではありませんでした。
母の問題ですので当然無関心であるわけには行かず、気分は重いながらも、どうすれば解決できるのか調べてみました。
すると、住宅を失わずに借金を整理する「個人再生」という手続きがあることを知り、母親に教えました。
手続きについては弁護士に依頼することになりました。既に触れたように、私は未登録の補助者で、債務整理の実務経験もなかったので、正直どうすればいいか分からなかったからです。
結果、個人再生は認められました。住宅ローンについては従来どおり支払い、それ以外の借金については3年間の分割払いとなり、借金を整理していくことになりました。3年の返済は完了し、今は住宅ローンの支払を続けています。
お金の問題は、自分だけでなく貸してくれた人(業者)はもちろん、肉親や兄弟姉妹等に様々な影響(マイナスの)を与えるものだと思います。
しかし、いつまでも悩んでいても仕方ありません。現状を少しでもいい方向に変えるために法律や手続きを使って何ができるかを一緒に考えていくのは私の天命だと思っています。
自分自身の知識や経験から、一人でも多くの方のお役に立つことが望みです。自分が悩み続けた事にも意味があったのだと思えるから。
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