5.債務整理Q&A

5-2.個人再生

Q
主婦でも個人再生できますか?
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個人再生を利用する場合、一定の収入があることが必要になります。この「一定の収入」ですが、会社からのお給料、アルバイト・パートの収入等がこれにあたります。ご自身の収入があれば、個人再生を使った解決可能性が出てきます。全く収入がなく、例えば、旦那さんの収入だけという場合は利用できません。その人に収入があるかどうかで再生を用いることができるかどうかを考えますので、一概に主婦だからだめ、という話ではありません。

Q
任意整理と個人再生の違い
a

•どちらを利用するか

利息制限法に基づいて、あなたの正確な負債額を計算します。その負債(=借金)額を36(3年)で割ってみてください。出てきた金額が毎月あたりの支払額となりますが、これを自分の収入の中から毎月無理なく支払えるのであれば、任意整理で借金を解決することが可能です。任意整理での解決が難しい場合は、個人再生を考えてます。これは、原則として自分の負債額が5分の1まで圧縮されます。それを3年間で支払います。任意整理だと返済が難しい場合でも、個人再生なら無理なく支払える可能性も出てきます。

•手続の違い

任意整理→依頼を受けた弁護士・認定司法書士と債権者との直接交渉。会社や友人知人に知られずに手続することも可能(絶対ではありませんが)

個人再生→裁判所を通した手続です。完全に内緒で手続を進めるのは難しいです。

Q
「履行可能性」って何ですか?
a

個人再生の場合、原則として、あなたの借金(=債務)は5分の1となります。500万円の借金があった方なら、その5分の1=100万円となります。その100万円を3年間で支払います。毎月あたり約2万8千円を支払うことになります。この2万8千円ご自分の収入の中から3年間無理なく支払うことができる可能性のことを「履行可能性」と言います。無理なく支払うことがポイントとなります。月30万円の収入の方がいるとして、その方が毎月生活費等で27万円支出するとします。余りは3万円ですよね。「余った3万円は返済に回せるから再生できる」と考えるのは間違いです。突発的な出費、例えば事故にあって治療費や医療費がかかるとか、冠婚葬祭とか、そういった予期せぬ出費があった場合、たちまち赤字になってしまいますよね。余分というか、クッションがないわけです。これだと、3万円の返済が滞る可能性が大なのです。向こう3年間、そのような「綱渡り状態」で無事たどり着けるのかというと、危ういわけです。ですから、ある程度の余裕が必要になるのです。ご自身の収入だけで考えると難しい場合でも、例えば配偶者のパート収入を加味すればクッションができるようであれば、履行可能性ありと判断されるでしょう。仕事以外にアルバイトをして収入を少しでも増やすということもあるでしょう。個人再生を考える上で「履行可能性」というのは大事なのです。