7.実践債務整理 

お手伝いしたい人

私も感情を持った人間です。この仕事をしていて、「この人の役に立ちたいな」と思うこともあれば、「こちらではお手伝いしたくないな」というケースもあります。

どんな人のケースが嫌か。

年収の多い人です。こういう方は、こちらが聞いていないのに、「年収○○円です」と言ってきます。自慢したいのでしょうね。でも、私は心の中で「なんで借金してんねん」とツッコミを入れています。話を聞いていても、危機感が薄いし、どうも軽いのです。

事務的に、報酬欲しさだけで受任してしまうこともできるのですが、お金のためだけにこの仕事をしているのではないので、「軽い野郎だな」と思ったら丁重にお断りしています。

20110524

「過払い発生してるやろ。受けんかい」

10月の初めくらいでしたでしょうか、タイトルのような電話がありました。

この方はさらに「うちの弟の話やけど、俺が行くから。かまへんやろ」と言うのです。「弟は車イスやし、俺も休みで大阪に戻ってきてる間に済ませたいから」と。

こちらも人間ですから、こういう電話にはムッときます。絶対に受けません。無礼ですからね。

「弟さんが車イスでも来所可能であれば、来ていただいてご本人確認が必要です」「過払い金が発生しているかどうか調べましたか?」と言うと、不機嫌になった感じで「ほな、よそ行くわ」と、礼も言わず電話を切りました。

何かすごい焦っている感じがしました。おそらく、弟さんの名前を使って何かしたのではないでしょうかね。

こういう気持ちの悪い人と会話をした後はすごく気分が悪くなります。20101114

「破産の申立をしなくてすんだと思いますか」

気になるキーワードですね。どう解釈すればいいのでしょうか。

かつて自己破産を申し立てた人に、誰かが尋ねているのか。あるいは誰かが諭すように「当時のあなたの状況では、破産を選択する以外に方法がなかったのに、支払って解決できたかもしれないなんてよく言えたもんだわね」と言っているのか。

私は、自己破産は最後の手段であると考えています。ですから、相談の際、いきなり「自己破産しかありません」と言う事はないです。債務整理の方法を説明して、その人の収入や年齢、家族構成、負債の状況等、考え合わせて、最適な解決策を提案しています。

「債務整理者がなれない職業」

これで検索してきた記録が残っていましたので説明を。

自己破産の申立を行い、破産手続開始決定が下りると、その時点から就けない職業が出てきます(免責許可決定が下りれば復権と言って、資格制限が解除されます)。具体例についてはこちらを参照ください。 「自己破産」の場合だけですから、他の債務整理方法(任意整理、特定調停、個人再生等)を選択しても、何かの職業に就けなくなるということはありません。

債務整理士

「債務整理士」という国家資格、職業はありません。弁護士か認定司法書士(代理権の範囲があります)が依頼者の代理人となったり、裁判所提出書類作成業務を行い債務整理をしていきます。ちなみに、行政書士は債務整理や過払い金返還請求を業として行うことはできません

自己破産 浪費 できるの?

借金の理由が浪費であっても自己破産で免責されるのか?との問いだと思います。

「浪費があるから絶対に免責されない」とは限りません。浪費の程度や債務者の経済的更正に対する意欲や態度次第で免責されることもあります。単純に、このケースは免責される(されない)とお答えすることはできないのです。

債務整理 ショッピング 今までどおり返済

このキーワードはどういう意味なんででしょうかね?「債務整理をした後も、クレジットカードを利用して買物をしたい」と考えればいいのでしょうかね。

このカードは使いたいから、債務整理の対象にせず、他社からの借入についてだけ介入して欲しいとのリクエストはよくいただくところです。それで解決につながるのであれば構わないのですが、そういかない場合も多々あります。カード社会ですから、カードを1枚も持たないというのは心許ない感じは分かります。でも、しばらくの間は、カードを諦めてもらえれば、選択できる債務整理のメニューが増える=解決の幅が広がるのになと思うのです。

ブラックでもお金を貸してくれるところ

延滞があった場合や弁護士・司法書士が介入した場合、いわゆる「ブラックリスト」に信用事故情報として登録されます。すると、新規の貸付を受けることが難しくなります。それでもお金を貸してくれるところがあります。「ヤミ金」や「無登録業者」です。借りないようにしていただきたいのですが、色々な事情があるのでしょうね。仕事をしていて、本当に被害に遭われている方もいれば、中には、「返済に困ったら弁護士や司法書士を使えばいいねん」みたいな、ずるい考え方の人もいます。後者については、受任はせず、なるべく一人で立ち向かうように話をしています。

司法書士の前に人間やで

相談の電話がありました。第一声から「なんかうっとうしい喋り方やな」という感じがしましたが、我慢して聞いていました。

色々説明したのですが、相手のこちらに対する礼儀のない話し方にとうとうブチ切れてしまいました。「あんたな、人にものを尋ねる時はもっと言い方があるやろ!」、すると相手は、「この会話は録音してるで」と言うのですが、そんな事どうでもいい話です。さらに「サイトに書いてない料金を取るのか?」と言いがかりをつけてくるので、こちらもますます頭に来て「そんなこと言ってませんよ」と50回位繰り返したでしょうか。すると、今度は、「法テラスに言いつけるからな」と子供みたいな事を言って電話を切ってしまいました。

訴えるならどうぞ。司法書士の前に1人の人間やで。お前みたいな奴の手助けするために仕事してるんと違うわ。時間の無駄や。 20100714

「債務整理 面談なし」

こういうキーワードで検索をかけてくる人がいます。受ける側からすると、こんな事怖くてできません。通販じゃないんですよ。本人確認は実際に、その人と会ってすることにしています。氾濫する債務整理広告の悪影響だと思いますが、どうも軽いノリで相談の電話をかけてくる人が多くなってきたなと感じます。「会わなくてもやってくれんでしょ?」「本人の代わりに契約してもいいですか?」とか。儲けることだけを考えるなら、こういう場合でも受けまくれみたいな感じになるのでしょうが、やっぱりね、違うんですよ。今は負債で苦しんでいるけど、真剣に自分を見つめ直して将来を考えている人の手助けを、比較的低価格でお手伝いしていきたいのです。こちらの時間も有限ですし、有意義な仕事をするためにも、譲れない一線ですね。 20100712